今回のサッカー観戦記は、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝屈指の好カード
マンチェスター シティ 対 バイエルン ミュンヘン 戦の1st leg
事実上の決勝戦とも言われる強豪同士の対決、第1戦をレビューします
Quarter Final 1st leg 結果
2023年4月12日
マンチェスター シティ 3-0 バイエルン ミュンヘン
2023年4月12日
SLベンフィカ 0-2 インテル
2023年4月13日
レアルマドリード 2-0 チェルシー
2023年4月13日
ACミラン 1-0 SSCナポリ
マンチェスター シティ 対 バイエルン ミュンヘン
2023年4月12日 UEFAチャンピオンズリーグ Quarter Final 1st leg
マンチェスター シティ 3-0 バイエルン ミュンヘン
メンバー
マンチェスター シティ
監督 ジョゼップ グアルディオラ
【スタメン】
31 | エデルソン モラエス (GK) |
3 | ルベン ディアス |
5 | ジョン ストーンズ |
6 | ネイサン アケ |
8 | イルカイ ギュンドアン |
9 | アーリング ホーラン |
10 | ジャック グリリッシュ |
16 | ロドリ |
17 | ケビン デブライネ |
20 | ベルナルド シウバ |
25 | マヌエル アカンジ |
【交代】
19 | フリアン アルバレス (68分In) |
➡デブライネ Out(怪我?) |
バイエルン ミュンヘン
監督 トマス トゥヘル
【スタメン】
27 | ヤン ゾマー (GK) |
2 | ダヨ ウパメカノ |
4 | マタイス デリフト |
5 | バンヤマン パバール |
6 | ヨシュア キミッヒ |
7 | セルジュ ニャブリ |
8 | レオン ゴレツカ |
10 | レロイ ザネ |
11 | キングスレイ コマン |
19 | アルフォンソ デイビス |
42 | ジャマル ムシアラ |
【交代】
17 | サディオ マネ (69分In) |
➡ムシアラ Out | |
22 | ジョアン カンセロ (80分In) |
➡アルフォンソ デイビス Out | |
25 | トマス ミュラー (80分In) |
➡ニャブリ Out |
基本システム
左:シティ(水色) 右:バイエルン(赤)
[システム図①]
試合開始時
[システム図②]
68分シティ ⑲フリアン アルバレス投入(デブライネ 怪我?)(システム変更)
69分バイエルン ⑰マネ投入
[システム図③]
80分バイエルン ㉒ジョアン カンセロ、㉕ミュラー投入
局面ごとの方針
マンチェスター シティ
【ポジティブトランジション⇒攻撃】
ビルドアップ時、最終ラインは右からアカンジ、ルベン ディアス、アケの3枚が並ぶ。センターバック(CB)のジョン ストーンズは前に出て中盤の底でロドリと並ぶので後方の陣形は3-2。状況によってはゴールキーパー(GK)のエデルソンが最終ライン、ルベン ディアスの左側に入り4-2の形になる事もあった。
[システム図④]シティ、ビルドアップ時の陣形
最終ラインは右から㉕アカンジ、③ルベンディアス、⑥アケの3枚。バイエルンのフォアプレスの状況によってはGK㉛エデルソンがルベン ディアスの左側に入り最終ラインの人数を4枚にする事もあった。
中盤の底はCBジョン ストーンズが前に出てロドリとダブルボランチ気味に並ぶ。
ビルドアップからの攻撃の組み立て、ポジティブトランジションからの攻撃ともにボールホルダーより1列前の選手が斜めのパスコースを作るポジショニングでパスを受ける事でバイエルンの第1プレッシャーラインを越え前進。アタッキングサードへの侵入を図る。
アタッキングサードの攻略は、フィールド右側ではサイドに張るベルナルド シウバがアルフォンソ デイビスとのマッチアップを制して優位性を築くと、そこにデブライネが絡みサイドやニアゾーンの深い位置を取りゴール前にクロスを送る。中央やフィールド左側ではバイエルンのディフェンスライン近辺にボールが入れば、周囲の選手が縦方向のフリーランニングでボールホルダーをサポートしディフェンスラインの裏を突く。
68分にシステムが変更されたが、ビルドアップ時の陣形はそのまま継続される。
【ネガティブトランジション】
ボールを失った瞬間にボールホルダーに寄せて行き、チーム全体でカウンタープレスに行く。
後半に入ると、バイエルン陣内でボールを失えば4-2-4、自陣でボールを失えば4-4-2(68分以降は4-4-1-1)の陣形を組み、そこからマークを掴む。
【守備】
バイエルンのビルドアップに対しては、バイエルンが前進しミドルサードに侵入する直前辺りでマークを掴み、外を切って中央に蹴らしたボールを中盤で回収する事が基本方針。デブライネとホーランはバイエルンの2センターバックをマークしベルナルド シウバとグリリッシュの両ウイング(WG)はバイエルンのサイドバック(SB)に対するパスコースを消しつつボールホルダーに対して寄せて行く。中盤ではロドリがゴレツカを、ギュンドアンがキミッヒをマーク。
バイエルンがパスを繋いでボールを動かせばベルナルド シウバ、デブライネ、ホーラン、グリリッシュの前線4人はボールサイドへラインを絞ってマークを掴む。
自陣に下がればデブライネとホーランが2トップの4-4-2(68分以降は4-4-1-1)のブロックを組みマークを掴む。
後半バイエルンのビルドアップに対しては、アタッキングサードとミドルサードの境目辺りに4-2-4(バイエルンの両SBが上がれば4-4-2)のブロックを組み、ボールサイドへラインを寄せてマークを掴む。
[システム図⑤]バイエルンのビルドアップに対するシティのフォアプレス
バイエルンが6人でビルドアップを行うのに対してシティは6人の数的同数でマークを掴む。
ベルナルドシウバ、グリリッシュの両WGは外を切って中央にボールを蹴らす。
バイエルン
【ポジティブトランジション】
シティが前に出てカウンタープレスに来る分、そこをかわせば縦方向へ出る。コマン、ニャブリ、ザネにボールを入れて直線的にシティゴールに迫る。
後半はシティのカウンタープレスに対して、ボールホルダーの周囲に素早くトライアングルを作りパスを繋いでプレスを剥がしにかかる。プレスを剥がせば前半同様縦方向に進む。
【攻撃】
ビルドアップはパバール、ウパメカノ、デリフト、アルフォンソ デイビスの4バックが最終ラインに立ち、その前にキミッヒ、ゴレツカのダブルボランチが立つ4-2の並びでパスを回す。
シティが前からマッチアップの人数を合わせてくる分、第1プレッシャーラインを越えれば縦方向に出て直線的にシティゴールへと進む。
中盤に下りてくるニャブリにボールを当てコマン、ムシアラ、ザネにボールを捌き中央3レーンを使って前進。シティ守備陣の意識が中央へ向けばパバールが大外をオーバーラップ。
縦方向に直線的に進む攻撃が多かったが、シティが先にリトリートすればポゼッションオフェンスに移行。キミッヒを中心にして左右にボールを回しフィールドの幅を使って攻撃。
後半、ビルドアップ時に両SBは前半よりも高い位置にポジショニングするので、最終ラインは2バック気味。中盤はゴレツカが攻撃の初期段階から高い位置にポジションを取る。
シティのフォアプレスに対してボールホルダーの周囲に素早くトライアングルを作りパスを繋ぐ事でプレスを剥がし、縦方向へとボールを送る。プレスを剥がしきれなくても、シティの選手をボールの周囲に集めた状態からキミッヒがシティのディフェンスライン裏や逆サイドのスペースへロングボールを送り前線の選手を走らせる。
コマン、ムシアラ、ザネ、ニャブリの前線4人は前半と同様中央3レーンに絞ってポジショニングしてアタッキングサードに侵入し、フィニッシュを目指す。
【ネガティブトランジション】
ボールホルダーの周囲の選手がボールホルダーに対して素早く寄せる。
【守備】
シティのビルドアップに対してアタッキングサードとミドルサードの境目付近からプレスに行く。ニャブリとボールサイドのサイドハーフ(SH)がシティ最終ライン3枚をみて、ムシアラはシティの中盤ロドリ、ストーンズへのパスコースを消す。ボールと逆サイドのSHはシティの最終ラインと中盤の中間にポジショニング。後方の6人は前線の4枚のすぐ後ろで4-2の陣形で構える。
後半は前半よりラインの設定位置を上げて、前半よりも高い位置からプレスを開始する。
[システム図⑥]シティのビルドアップに対するバイエルンのフォアプレス
シティのビルドアップを右側へ誘導した場合。
トップの⑦ニャブリとボールサイドのSH⑪コマンがシティの最終ラインにプレスをかけ、㊷ムシアラはシティの中盤をケア。
ボールと逆サイドのSH⑩ザネはシティの最終ラインと中盤の中間位置にポジショニング。
得点
【27分・シティ】得点者:ロドリ(1-0)
ベルナルド シウバが築いた優位性により生じた守備の穴を、ロドリが突いてシティが先制
この試合のベルナルド シウバは立ち上がりから、右サイドでボールを持つと積極的な仕掛けでマッチアップするアルフォンソ デイビスを圧倒。個人の力で右サイドでの優位性を築く。
27分、フィールド左側からバイエルン陣内に侵入したシティ。ボールはロドリを経由してペナルティエリア右角付近にポジショニングするベルナルド シウバへと渡る。
バイエルンはゴレツカがサポートに来てアルフォンソ デイビスとダブルチームでベルナルド シウバの仕掛けに対応。ベルナルド シウバは一旦ボールを後方のジョン ストーンズに返す。
ジョン ストーンズは再度ベルナルド シウバへボールを返すとバイエルンは再びゴレツカがベルナルドシウバに寄せてダブルチーム。ここでゴール前中央からギュンドアンがデリフトを引っ張りながらベルナルド シウバへ寄って行くとペナルティエリアの手前、ゴールから向かって右側のエリアに守備ブロックの『穴』が生じる。
ベルナルド シウバは、この『穴』にポジショニングしたロドリへパス。ロドリは後方からディフェンスに来たムシアラを切り返してかわすと、左足を一閃。ボールはバイエルンゴールのネットに突き刺さった。
[システム図⑦-(1)]ベルナルドシウバが築いた優位性を生かす形の先制ゴール(1)
ベルナルドシウバに対してダブルチームでディフェンスラインに行くバイエルン
⑯ロドリから右サイド⑳ベルナルドシウバへパスが渡る。
この試合立ち上がりから、マッチアップする⑲アルフォンソ デイビスを技術力で翻弄し続けるベルナルド シウバに対してバイエルンは⑧ゴレツカがサポートに来てダブルチームで対応。
この図の後、ベルナルド シウバはボールを後方の⑤ジョン ストーンズに返す。
[システム図⑦-(2)]ベルナルドシウバが築いた優位性を生かす形の先制ゴール(2)
ベルナルド シウバへのダブルチームによりバイエルンの守備ブロックに『穴』が生じる
⑤ジョン ストーンズは再度⑳ベルナルド シウバへボールを渡すとバイエルンも⑲アルフォン ソデイビスと⑧ゴレツカが再びダブルチーム。更に⑧ギュンドアンが④デリフトを引っ張りながらベルナルド シウバへ寄って行く事でバイエルンの守備ブロックに『穴』が生じる(下図、オレンジ色で示したエリア)。
この『穴』にポジショニングした⑯ロドリへベルナルド シウバがパス。
この図の後、ロドリは後方からディフェンスに来た㊷ムシアラをかわすと左足を振り抜きボールをバイエルンゴールに突き刺す。
【70分・シティ】得点者:ベルナルド シウバ(2-0)
グリリッシュのボール奪取を起点にベルナル ドシウバが追加点
バイエルンのビルドアップ。デリフトからパスを受けたウパメカノは右SBパバールへのパスを狙うが、グリリッシュがパバールへのパスコースを背中で消す。ボールを持ち直して次の手を探すウパメカノに対してグリリッシュは素早くプレスに行きボールを奪う。
グリリッシュがボールを奪うと中盤に下がってギュンドアンをマークしていたホーランが一気に縦へ走り込みグリリッシュの脇を走り抜けると、グリリッシュはホーランへヒールパス。
ペナルティエリア内に侵入したホーラン。シュートを狙う事も出来たが、ここは冷静にゴール前の状況をみてファーサイドにクロスを上げると、ゴール前にフリーで走り込んで来たベルナルド シウバがヘディングシュートを放ちゴール。
[システム図⑧-(1)]グリリッシュのボール奪取から追加点の流れ(1)
グリリッシュ、外を切るプレスでウパメカノからボール奪取
④デリフトからパスを受けた②ウパメカノに対して⑩グリリッシュは背中で⑤パバールへのパスコースを消しながら牽制をかける。パバールへのパスコースを消されたウパメカノは⑧ゴレツカへのパスを窺うが、グリリッシュは自身への視線が切れた事でウパメカノに対して一気に寄せてプレスに行く。
ゴレツカには⑨ホーランがマークについておりパスを出すのが難しい状態。手詰まりになったウパメカノへグリリッシュが襲い掛かりボールを奪う。
[システム図⑧-(2)]グリリッシュのボール奪取から追加点の流れ(2)
ホーランが縦方向へのフリーランニングでゴール前へ
⑩グリリッシュがボールを奪った瞬間⑨ホーランが縦へのフリーランニングでグリリッシュの脇を走り抜けると、グリリッシュはホーランへヒールパス。一気にバイエルンゴールへと迫る。
この図の後、ホーランは自らシュートを打つ事も出来たが、冷静にゴール前の状況を見てファーサイドにスペースがある事を確認。ファーサイドにクロスを上げると、走り込んで来たベルナルドシウバがヘディングでシュートを決める。
【76分・シティ】得点者:アーリング ホーラン(3-0)
コーナーキック後の2次攻撃から怪物がとどめの一撃
右コーナーキック(CK)のクリアボールがペナルティエリアの右角付近に流れると、ベルナルド シウバはヘディングで右サイドへ。CKキッカーのフリアン アルバレスにボールが渡るとディフェンスに来たコマンをかわして左足でインスイングのクロスをファーサイドに上げる。
このクロスをCKでゴール前に上がっていたジョン ストーンズがヘディングでゴール前に折り返すと、走り込んで来たホーランが右足でスライディングシュートし、ゴール。
試合の感想・ポイント
前半
ベルナルド シウバが築いた優位性を生かしシティが先制ゴールを挙げる
両チーム共に非ボール保持時に前へ出てプレスに行く姿勢をみせる。必然的にトランジションの攻防は激しくなるが特にシティのネガティブトランジション対バイエルンのポジティブトランジションの攻防は試合の流れに影響を及ぼしており、この試合の第1の争点だと感じた。
ここでシティが高い位置でボールを奪えばシティペース。バイエルンがシティのプレスをかわして前進すればバイエルンペースとなる。この攻防、シティが若干優勢に進める事で前半の主導権はシティが握っていた。ただバイエルンも一方的にやられる事はなく、プレスをかわして反撃に転じる場面が度々みられた。
前半戦第2の争点はビルドアップ対フォアプレスの攻防。
シティはバイエルンのビルドアップに対して前線から数的同数でマッチアップ([システム図⑤]参照)。対するバイエルンはシティの5人でのビルドアップに対して1人少ない4人で対応する([システム図⑥]参照)。バイエルンはシティの前線にホーランがいる事もあり後方で1人余る守り方を選択する。
このバイエルンの守備のバランスを崩したのはベルナルド シウバ。彼は積極的な仕掛けでマッチアップするアルフォンソ デイビスを圧倒。ベルナルド シウバに対応する為バイエルンはゴレツカがアルフォンソ デイビスを助けにダブルチームに行く。しかしゴレツカがダブルチームに行った事で生じた守備の穴をロドリが突いてシティが先制ゴールを挙げる。
後半
後半バイエルンは攻勢に出るも、ディフェンスラインに生じた綻びをシティに突かれる
前半に引き続き両チーム共に非ボール保持時には前へ出てプレスに行く姿勢をみせる。ボール保持側はファーストプレスを外せば一気にアタッキングサードへ侵入という展開で、ファイナルサードの攻防が増えるなか両チームのGKが好セーブを連発する。
後半立ち上がり、攻勢に出たのは1点を追うバイエルン。攻撃の初期段階に於けるボールホルダーに対するサポート位置を修正し、シティのプレスを剥がしてチャンスを作る。
後半はバイエルンがペースを握るが、50分に自陣ゴール前でウパメカノとGKゾマーが見合いをしピンチを招く。この場面はバイエルン守備陣がゴール前を固めてなんとか凌ぐも、この一件以降バイエルンのディフェンスラインは安定感を欠く事になる。
60分台に入りシティはバイエルンの攻勢に対し徐々に対応。試合のペースが落ち着いてくるとバイエルン守備陣の不安定さが目立つようになる。
そして70分、グリリッシュのプレスを受けたウパメカノが自陣でボールを失い、そこからベルナルド シウバに追加点を決められる。更に76分、CK後の2次攻撃からホーランがゴールを奪いバイエルンは立て続けに失点を喫し3対0。
その後スコアは動かず1st legは3対0、シティの勝利で終了。シティは大きなアドバンテージを持って2nd legへ向かう事となった。
マンチェスター シティに対する感想
アカンジ、ルベン ディアス、グリリッシュ等、コンディションが良好な選手が多くおり、その事が個々でマッチアップする局面でバイエルンに対して優位性を作っていた。
フィニッシュに向かう局面でバイエルンのディフェンスライン近辺にボールが入れば、ボールホルダー周囲の選手が縦方向へのランニングでラインブレイクを狙う攻撃を多用していた。この攻撃は前線でホーランがバイエルン守備陣の意識や視線を引き付ける事が破壊力の源になっていた。
バイエルンに対する感想
チュポモティング欠場の為、前線にはニャブリを配置。
そのニャブリに対して放送席解説(WOWOW)の風間八宏氏は、シティのディフェンスラインを後ろ向きにさせる事が出来ていないと指摘していた。
ディフェンスラインの連携に綻びがみられたり、攻撃が単調だったり…
トゥヘル体制になって日が浅い事もあり、トゥヘルのやり方がチームに浸透していないのかバイエルンの選手達の動きには歯切れの悪さが感じられた。
選手寸評
マンチェスター シティ
ベルナルド シウバ | 攻守両面でアルフォンソデイビスとのマッチアップを制する。27分、ロドリの先制ゴールはこのマッチアップの優位性がもたらした。更に70分にはヘディングで追加点を奪う |
ジャック グリリッシュ | 左ハーフスペースから仕掛ける攻撃面での貢献は勿論、守備でもバイエルンのビルドアップに対して効果的な働きをみせる。70分、ベルナルド シウバのゴールも彼のボール奪取がきっかけで生まれた。 |
ロドリ | 中盤の底で攻撃を組み立て、27分にはバイエルン守備陣の穴を的確に衝くポジショニングから先制のミドルシュートを決める。守備面でもライン間のフィルター役として効果的な働きをみせた。 |
アーリング ホーラン | 1ゴール1アシストの結果のみならず、彼の存在がバイエルン守備陣の視線や意識を引き付け、味方選手のゴール前への飛び出しを促していた。 |
ジョン ストーンズ | ビルドアップ時、偽CBとして中盤に上がり後方でのパス回しをサポートする戦術上のキーマン。76分にはCK後ゴール前に攻め残りホーランのゴールをアシストした。 |
ルベン ディアス | 的確なポジショニングでバイエルンのシュートをブロックしピンチを救い、ビルドアップでは安定した球出しでシティの攻撃を支える。今日も安定のプレーをみせた。 |
バイエルン
レロイ ザネ | ハーフスペースでボールを持てば直線的にシティゴールに迫り、ミドルシュートは何度も枠を捉える。攻撃面で積極的な姿勢をみせた。 |
ヨシュア キミッヒ | 中盤の底から長短のパスを左右や斜め前方に振り分け、攻撃のタクトを振るった。 |
ヤン ゾマー | 3失点は喫したものの、それ以上にシティの決定機を防ぐ好セーブをみせた。 |
トマス ミュラー | 短い出場時間ながら的確なポジショニングや効果的なチェイシングをみせていただけに、もう少し早い時間帯から出場していれば状況が好転していた可能性はあったのではないだろうか。 |
投稿主選出の man of the match
ベルナルド シウバ
以上、マンチェスター シティ 対 バイエルン ミュンヘン 戦のマッチレビューでした。
本レビューは、あくまで投稿主個人の考えや感想を記事にしたものです。
本レビューに対して、ご意見やご感想があれば下のコメント欄よりコメントを頂ければ幸いです。
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