正月サッカー観戦記 プレミアリーグ 第21節

プレミアリーグ

あけましておめでとうございます。

私、ウォーリーが正月に観戦した試合のレビューです。

正月に観戦した試合

2022年1月1日 イングランド プレミアリーグ 第21節
アーセナル 対 マンチェスター シティ

2022年1月3日 スペイン ラ リーガ 第19節
アトレティコ マドリード 対 ラージョ バジェカーノ

今回はアーセナル 対 マンチェスターC 戦のレビューです。

※アトレティコ 対 ラージョ 戦のレビューはこちらになります。もしよかったらご覧下さい。

アーセナル 対 マンチェスター シティ

2022年1月1日 イングランド プレミアリーグ 第21節
アーセナル 1-2 マンチェスター シティ

メンバー

アーセナル
監督 アルバート スタインフェルグ(代理)

【スタメン】

32 アーロン ラムズデイル (GK)
3 キーラン ティアニー
4 ベンジャミン ホワイト
5 トーマス パーティ
6 ガブリエウ
7 ブカヨ サカ
8 マルティン ウーデゴール
9 アレクサンドル ラカゼット
18 冨安 健洋
34 グラニート ジャカ
35 ガブリエウ マルチネッリ

【交代】

16 ロブ ホールディング (63分In)
(ウーデゴール Out)
10 エミル スミスロウ (71分In)
(ラカゼット Out)
25 モハメド エルネニー (84分In)
(サカ Out)

マンチェスターC
監督 ジュゼップ グアルディオラ

【スタメン】

31 エデルソン モライス (GK)
3 ルベン ディアス
6 ネイサン アケ
7 ラヒムス ターリング
9 ガブリエウ ジェズス
14 アイメリク ラポルト
16 ロドリ
17 ケビン デブライネ
20 ベルナルド シウバ
26 リヤド マフレズ
27 ジョアン カンセロ

【交代】

8 イルカイ ギュンドアン (63分In)
(ジェズス Out)

 

システム

試合開始時

ガブリエウ退場後、ホールディング投入

試合終了間際

 

得点・退場

【31分・アーセナル】得点者:ブカヨ サカ
自陣でホワイトがボール奪取、中盤で左に展開し左サイドティアニーのドリブルからグラウンダーのクロスをディフェンダーの背後から入ってきたサカが合わせる。
シティはリトリートしながらのマークの掴みが甘かったように感じた。

【57分・シティ】得点者:リヤド マフレズ(PK)
右サイドのマフレズからパスを受けたベルナル ドシウバがドリブルでペナルティーエリアのポケットに侵入したところをジャカが倒す。このプレーにVARが介入しファウルの判定でPKとなりマフレズが決める。

【レッドカード 59分・アーセナル】退場者:ガブリエウ

【90+3分・シティ】得点者:ロドリ
シティコーナーキック後のプレー、自陣でエデルソンからパスを繋ぎ右サイドからアーセナル陣内に入るとボールはデブライネへ。デブライネはゴール前へロングボール、ロドリが反応するもホールディング先に頭で触るもこぼれ球をラポルトがシュート。ホワイトがブロックもこぼれ球をロドリがシュートしゴール。

局面ごとの方針

アーセナル

【ネガティブトラジション⇒守備】
アタッキングサードからプレスに行くときはラカゼットがシティの両センターバック(CB)をみて、ウーデゴールがロドリをマーク。ウーデゴールがCBにプレスに行く時はロドリを背中で消しつつ前へ行き、トーマスとジャカがロドリを挟むように前へ出てプレス。自陣では4-4-2のコンパクトなブロックを形成。
ガブリエウ退場後は4-4-1のブロックを形成。退場直後はジャカやラカゼットが前に出てチェイシングに行くがかわされることが多く、次第にラインの設定位置が下がっていく。71分以降は5-3-1で自陣に下がり続ける状態になる。

【ポジティブトラディション⇒攻撃】
ボールを奪えば細かいパス回しでプレスを回避し、早いタイミングでボールをサイドのディフェンスライン裏のスペースへ送る。サカ、マルチネッリの両サイドハーフ(SH)はサイドから裏のスペースを狙う。両SHが内側へ絞れば冨安、ティアニーの両サイドバックが上がってSHをサポート。
ガブリエウ退場後はシティに押し込まれ続ける展開の中、稀にサイドからアタッキングサードに侵入する事もあったが、ゴール前の人数が足りず、攻め切れなかった。守備時に5バックにして以降、ディフェンスラインに下りたジャカが攻撃時には前に出ようという意識は感じたが、思うように前に出られなかった。

マンチェスター シティ

【攻撃】
前半、ビルドアップはルベン ディアス、ラポルトとジョアン カンセロ、ロドリがスクエアーに並ぶ2-2の形で、アケがサイドでサポート。フィールドのやや右側を主に使い、左サイドのスターリングはアイソレーション気味にポジショニング。アーセナルのフォアプレスに対して、基本はパスを繋いで行くが、状況によってはサポートに来たエデルソンからサイドへロングボールを蹴ることもあった。
崩しはライン間のベルナルド シウバ、デブライネにパスを差し込みアーセナルのブロックをじわじわと押し込んでいくか、早めにサイドに開くマフレズやスターリングにボールを入れてそこからの仕掛けのどちらかを選択。

後半、ビルドアップ時アケがセンターバックと並びその前にロドリが立つの3-1の形に変更、ジョアン カンセロはやや前に行く。崩しはライン間にパスを差し込みアーセナルのブロックを押し込むパターンが増え、しっかりと押し込んでからサイドに展開しそこでコンビネーションを使って最終ラインを崩しに行く。
アーセナルの守備陣形が5-3-1になってからのビルドアップは、ルベン ディアス、ラポルトの前にロドリが立つ2-1の形で、ジョアン カンセロとアケはアーセナルの中盤3枚の脇にポジショニング。
後半は全体的に右サイドからの仕掛けが目立った。マフレズを中心にジョアン カンセロとベルナルド シウバが絡んでのコンビネーションが良かった。

【ネガティブトラジション⇒守備】
マッチアップが嚙み合っていることもあり、ボールを奪われれば即マークを掴んでプレスに行く。リトリートする時はデブライネがトップに出ての4-4-2のブロックディフェンス。
後半アーセナルが10人になると、オーソドックスな4-1-4-1のブロックディフェンスで守る。

試合の感想・ポイント

前半

お互いのマッチアップが噛み合うこともあり、立ち上がりからトラジション時の球際の攻防が激しくなる。20分を過ぎたあたりからアーセナルはややフォアプレスの意識を弱めるが、シティのゾーンの間を攻める攻撃時の動きに対してホワイト、ガブリエウとトーマス、ジャカの4人によるスクエアーでのディフェンス対応が良く、攻撃でも細かいパス回しからのサイド攻撃でチャンスを作るなどペースを握り、31分には先制ゴールを挙げる。

後半

シティはビルドアップからの攻撃に修正を加え、アーセナルのスクエアーディフェンス攻略を図ると、それが功を奏し57分にPKから同点ゴールを挙げる。
その直後ガブリエウが退場となると試合は完全にシティペース。アーセナルはラインを下げざるを得なくなると、71分以降は5バックにして引き分け狙いの姿勢をみせる。対するシティはアーセナルの陣形に応じた攻撃の組み立てをし、アディショナルタイムにロドリのゴールで逆転勝利を挙げた。

アトレティコ 対 ラージョ 戦は次回投稿となります。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました